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続きだよん
◆PC2(白河市)~PC3(喜多方市)・・・区間87.2km(トータル262.2km) やる気を回復させ、単身PC2を飛び出す。AJ千葉のスタッフの方の試走記録を 読むと、「平坦区間終了」という言葉があったので、心して掛かる。だいぶ気温も 上がってきたし。R294をしばらく北上。四方八方が山&田園風景と言った 風情で良いんだけど、いかんせん暑い&向かい風が厳しいそして微妙な 1%位(?)の登り。ただただまっすぐ続く道。こうなれば自分がツールの選手に でもなって、単独の逃げを打っている妄想をする位しかモチベーションを保つ 術が無いw反対車線にはどこから来て、どこへ行くのか、何台ものロード乗りの 人たちが気持ち良さそうにかっ飛ばしていた。そりゃぁさ、暑いのは一緒だけど、 向こうは追い風&微妙な下り、さぞ気持ちいいでしょうよ、なんて無意味にやっかむ。 こういうシチュエーションだと当然ボトルの中身がみるみる減っていく。その為、 途中に何人か参加者の人が水分補給している自販機があったので、オイラも そこにPit in。すると、ここで、スタート以来お会いしてなかったSさんを発見。 この冗長な道にゲンナリしているご様子。オイラはコーラ風飲料を一気飲みして、 2本のボトルには水を満タンに。オイラより少し前に出発したSさんに追いつき、 コースに恨み節を言いつつ、先に行かせてもらうと、勢至堂峠というちょっとした 峠に向け、斜度が少しキツくなる。ここでは斜度云々よりも暑くてかなわんとばかりに、 お金を出して買った水を豪勢&豪快にかぶる。で、勢至堂トンネルというトンネルに 向かう途中、数台のバイクが停まっていた。どうやら滝があるらしく、みんなかぶる為の 水を補給していた。オイラもボトルが既に1本カラになっていたので、岩場で二度ズッコケ そうになりながら給水。飲む勇気は無かったけどw ↑「馬尾の滝」と言うらしい。 そして、再出発、勢至堂トンネルと言うのを潜る。夏場のトンネルは涼しくて嬉しい。 トンネルのあたりで登りはピークに達して、下り基調に転じる。そして湖南町の集落を 抜けると、左手にAJ千葉のスタッフの方と、停車している参加者の方が大勢。 どうやら湧き水がある場所らしく、シークレット補給ポイントみたいなものを設けて 下さっていた。 ↑上記画像2枚、AJ千葉様から拝借いたしました^^; 「黒森強清水」、なんか良いねぇ。自転車乗りっぽい感じがするじゃない。黒ム森ブデン鋼。 折角用意してくださってあったトマトとキュウリだけど、とにかく喉が渇いていたので、 ボトルに水を入れてはその場で飲み干し(多分1リットルくらい一気飲みした)たら流石に お腹がタプンタプンになってしまったので、水だけ飲んでリスタート。すぐに黒森トンネル というカッコイイ名前のトンネルがあり、「やっぱりRNC7かなぁ」とか思いつつそれを 抜けると、会津若松市へ入る。「ああ、あれね、白虎隊ね」位しかわからないけど。 しばらく市街地を走っていたのだけど、途中で、またキタ、ハンガーノック。喜多方市に 入り、PC3まで20kmも無いのにヨレヨレになる。この時は唐突だったなぁ・・・。 情けないけど、ちょっと前を走っていたお二人組の後ろにつかせて貰ってPC3をヨレヨレと 目指す。二人組の片方の人は女性だったのだけど、DOGMA60.1に乗ってらして、超カッコ よかった。595の次くらいだ。腹も減っているし、事前にツイッターでいしこうさんに 教えてもらっていた「まこと食堂」という所に行こうと思っていたのに、そんな余裕が 全く無く、本当にフラフラと今にも停まりそうな感じでPC3「道の駅 喜多の郷」に到着した。 ↑いしこうさんに頂いたPC3到着時の写真。拡大してお見せ出来ないのが残念ですが、 目つきが異様です。 スタッフの方が用意してくれたキュウリに「お前は河童か」というような勢いでむしゃぶり ついた。半分はお味噌で、半分は塩で。ちなみに、オイラ、キュウリは食えませんw なのにとってもみずみずしくて美味しく感じた。普段はそのみずみずしさが嫌いなんだけどw これを機にキュウリ好きになるかも・・・^^; そしてここで、ようやく先行していたmuscatさんに会う事が出来た。が、muscatさんの 方は既に食事も済ませていたし、出発される所だった。そんな訳なので、「またご縁が ありましたら」という事でお別れする。オイラはこの時、PC3までのハンガーノックに 打ちのめされて、「いやぁ、無理ショ、郡山から東北新幹線で帰るショ」って思っていたし、 仮にそうならなくともこのヘロヘロ具合じゃ、追いつく事は無理だろうなと思っていた。 多分13:15位に到着したんじゃないかと思う。そして、とにかく腹を満たさねばと、 道の駅の中にある食堂にて、チャーシュー麺と、精がつくと思ったのか、何故か馬刺しを 食べるw ↑よくわからないけど、塩味が身に染みた。お腹が膨れて少し眠くなったので、よっぽど スタッフさんのいるテントの裏で仮眠していこうかと思ったけど、ここまでまだ262.2km。 「半分も走ってないのに暢気に寝てられっか、ばかやろう!」と自分を鼓舞し、今回の 600km最難関である取上峠&土湯峠の超級二連発に挑むべくペダルを踏み出すのだった。 ◆PC3(喜多方市)~PC4(二本松市)・・・区間80.8km(トータル343km) 腹いっぱい食べた喜多方ラーメンを吐き出さないようにゆっくりとした再スタートを切るも、 5km程行くと登り坂が始まる。しばらくは北塩原とか大塩と言った温泉郷っぽい集落の中を 登っていく(実際に温泉郷なのかは知らんけど)、大してキツい坂ではないけど、暑いし、 総合的に見たらキツい。10km程登った所で、集落が切れそうだったので、念のため ボトルに水を補給し、コーラを一気飲み。そしてリスタート。酒屋のぼうずに気味悪がられた。 そうです、わたしが変なおじさんです。で、集落が切れ、虚空蔵菩薩堂なるものに辿り着き、 ここで登坂は終わるのかと思いきや、まだ続く。だんだんと心がダメになりそうになってくる。 しばらく行くと、「大塩桜峠」とかいう看板があって、「ようやく終わったか><;」と思うと まだ続く。「何が峠だふざけんなばかやろう」と看板に悪態をつき、もう絶望感すら覚えながら 登る。途中、(ブルベ参加者ではない)ロード乗りの人と擦れ違ったり追い越されたり。 どんなケースでも後ろから来た人に追い越されると言うのは悔しいものなのだけど、 この時ばかりはそんな気は全く起きず、「運転手さんそのバスに、僕も乗っけてくれないか~」と 喘ぐように歌っていながらその背中を見送る。完全にアレである。この坂の途中で青い RALEIGHのバイクに乗っている方に追いつき、この登りへの恨み節、そして「これって 中ボスで、この後もっと凶悪なのがあるんですよね?」ということを話す。うんざりだ・・・><; で、この坂の途中に、ラビスパなる日帰り温泉施設的なものがあるのだけど、大体その辺が 300km弱の地点。「もし限界ならばここでひと寝入りしよう」という計画はあったのだけど、 既に陽が傾き始めている事を考えると、「こんな所で暢気に寝てる場合じゃねぇ!大ボスを 真っ暗闇の中登って降りるつもりか?」とオイラにしては自分を甘やかさない上に賢明な判断を 下し、華麗にスルー。その褒美なんだろう、程なく永遠に続くかと思った登りが終了、取上峠に 到達。そこから少し下ると、「道の駅 裏磐梯」があり、無意識に吸い込まれたwそこで「山塩ソフト クリーム」を食す。汗と一緒に抜けたミネラルを補給と言う意味では非常に理に適っている。 「こんなのばかり食ってるから600km走り終えた翌日に2kg増えてんだよ」って意見は聞きたくも 無い。すぐにRALEIGHの方も道の駅に到着。しばし立ち話。「タロウさんですよね?」と尋ねられ 驚く。なんと!弊ブログを読んでくださっていると言う事で、バイクを見てわかったとの事、最近 そういう風に言って頂く機会がたまにあるんだけど、いや、気恥ずかしい^^;もちろん嬉しいん ですが、普段の放言を思い返すと・・・w そして、RALEIGHの方がちょっとだけ先に行かれ、オイラは「ここから先たしか下りだった よな」と思ったので、ウィンドブレイカーを着て後を追う。 しばし爽快なダウンヒル。 ↑「これがあの猪苗代湖かぁ」と思いながら眺めていた桧原湖。 300m強を一気に駆け下りて、いよいよ、今回のブルベ最大の敵、土湯峠に挑む。 ↑いきなりの直登で、我々ランドヌール・ランドヌーズの心を折りに掛かる。さながら ヤビツ峠の蓑毛の坂?一回しか登った事無いけどw 写真だとわかり辛いかもしれないけど、左手に「登坂車線」がある事からも、割と 斜度はあったのですぜ。で、心折れないように下だけを見てエッチラオッチラ登る。 前を見ると挫けるからwそしてこの直登をやっつけてしばらく行くと道に「もも」とか 「桃」とか書かれたノボリだとか看板が踊り、直売店みたいなのが軒を連ねる 箇所に入る。ホントは足付きなんてしたくなかったんだけど、ウチのワイフは多分 オイラの事よりも桃を愛しているが、オイラは自転車よりも嫁を愛してるんだぜという 証明の為に、断腸の思いで坂の途中で停車、一軒の桃屋に入る。あ、桃屋っていうと ラー油のアレみたいだな・・・。そんな訳で桃屋のオッちゃんに向かって「桃あります?」 と聞く。当然桃屋が店を開けてるんだから桃ぐらいあるだろうよ。んで、ばあちゃんに 店の中に呼ばれ、「これ切ってやるから食え」と言われ、桃をご馳走になる。 「あ、これ全部食っちゃって良いですかね?」と、図々しく切った桃をすべて平らげ、 「ところで本題なんだが、桃を分けてはくれまいか?」と尋ねると、払うものさえ払えば 分けてやるのはやぶさかではないと言うので、9個入りの箱を1箱、自宅に郵送して もらった。何処から来て何処へ行くのかと尋ねられたので、「千葉から喜多方まで 来て、これからまた千葉に帰るんだよ」と言うと、どうやら信じなかったのだろう。 ばあちゃん、「その帽子ピカピカ光ってんねぇ~」だって。 ↑後日送られてきた桃。これで嫁の歓心を買った。 さて、桃をご馳走になり、脚も休まったと言う事で、意外と元気にリスタートする。 まあ、辛いには違いないんだけど、取上峠を登っている時のような絶望・失望は 無かった。景色が良かったのと陽が傾き始めて暑さが和らいだ事が要因だろう。 ↑横向大橋。景色は抜群に良かった。 横向大橋を渡れば残すは5km位。九十九折っぽくクネクネ登っていく。何故か この辺は、先が見えているのでそんなに辛くなかった。 ↑足付きその2w ↑足付きその3w べ、別に辛かったから写真を撮るのを言い訳に足を付いた訳じゃないんだからね! と、やってる内に、だんだんと頂上っぽい感じになってきて、道沿いにいい感じの廃墟も 出てくる。 ↑横向温泉ロッジと言うらしい。(写真は某所より拝借)調べたところによると、昭和59年に 閉鎖された、福島県でも有名な廃墟であり心霊スポットとの事・・・wギリギリ明るいうちに 通過してよかった・・・。貞子貞子。 貞子を越えたら頂上の磐梯吾妻スカイラインの入り口は目と鼻の先。ラストスパートを エッチラオッチラと。そして頂上を極める。今回の600kmの最高到達地点だ。 オイラの登頂を祝福するかのように、磐梯吾妻スカイラインの入り口には「ドライブイン 土湯峠茶屋」が。 ↑これも某所より拝借。「どうなってんだよ、この山は!wさっきの桃屋もキツネが化けて たんじゃ無いだろな?」と思ったとか思わなかったとか。 さて、ここからは、最もエキサイティング、もっともダイナミックな下りです。およそ700mの 標高を一気に駆け下りる、しかも陽が落ちて薄暗い、途中土湯バイパスに合流してからは 交通量もそこそこで、超スリリング。「落車=死」が容易にイメージされる。でも、アドレナリン ドバドバと垂れ流され、テンションは最高潮。オイラは下り中歌を歌う性癖があるのだけど、 ここでは「ジェットコースターロマンス」(KinKi Kids)と「スピード」(THE BLUE HEARTS)を・・・。 そして、土湯峠から先、ほぼ漕ぐ事も無くPC4のファミリーマート岳温泉店に到着。 超級峠を2個越えたので、80kmの区間にずいぶん時間が掛かった。 (※あ、実際にこの二つの山はサイクルロードレースで言うところの超級ではないです。 体感的に自分にとって超級だったという事です。紛らわしいですね、すいません><;) 「PC4なう」のつぶやきは18:42。 ↑補給は豪勢。「タルタルチキン南蛮の和パスタ」なる名前からして高カロリーなパスタに、 ロールケーキ、そしてチーズケーキ味の飲み物。これではブルベのせいで痛風に なってしまう。 ここまでが343km、次のPCまでは比較的短い56km(約400km地点)と言う事で、 「んじゃ、あとひと踏ん張りして大休止しますかね」と、とりあえずそろそろライトの電池が 危ないかもしれないので、電池を購入してPC5を目指して出発する事に。 ◆PC4(二本松市)~PC5(石川郡平田村)・・・区間56.8km(トータル399.8km) PC4を出てからしばらくは土湯バイパスの勢いそのままに下り基調で進む。そして10km程 走ると奥州街道にぶつかり、奥州街道を郡山に向けて南下する。この辺は面白味の無い 市街地の幹線道路。10km程南下すると郡山。今回一番のエスケープポイント。 ここでギブアップの場合、東北新幹線1本で東京に帰れる絶好のDNFスポットである。 ただし、オイラは幸か不幸か、自分が郡山を通過していると言う自覚が無かったので、 市街をスルー、郡山から東部幹線・新町街道と、すこし寂れた道に入っていく。 ・・・すいません、この区間特に面白い事も無く、夜だったので、特筆すべき事はありませんw PC4を出てから約3時間、「なう」によれば22:09にPC5であるセブンイレブン福島平田店に 到着した。「まだ福島なの~orz」とは思ったけど、まあ、距離とすると2/3を走りきった 訳で、ようやく少しゴールが意識出来るようになって来た。目論見通りPC5まで来られたし、 このPCの駐車場にはオイラの他にも数名到着しており、仮眠を取っていたりしたので、 オイラも安心して二度目の仮眠に入る事にする。 ↑とりあえずチェック用になにか買わねばと言う事でアイスを。 そして、寝る前にジャージの上を脱ぎ、ペーパータオルで身体を拭いて、トイレで帽子と グローブとタオルを絞ってバイクに掛けて干し、肌着と靴下を取り替えてから、ウィンド ブレイカーを着込んで、アミノバイタルと芍薬甘草湯を飲んで就寝。2時間程寝る予定にて 目覚ましは0:00にセット。流石に疲れていたのか、コンビニに寄ってくる虫や、地元の お客を気にする事無くすぐに寝付く事が出来た。 そして0:00にちゃんと起き、PCのトイレを借りて顔を洗い、ちょっと臭いジャージを再び 身に纏い、出発前に補給。 ↑実はこの他にサツマイモおこわおむすびも食べたw そして、入念にストレッチをして出発。ここまでは筋肉系のトラブルは無し。別に攣りそうにも なってなかったし、どこかが痛むと言うことも無かった。 しかし、PC5からPC6の区間には、土湯峠に勝るとも劣らない恐怖が待ち受けているので あった・・・。 つづく ここまでのルート。 ↓↓↓ランキング参加中です。よろしければクリックしてやってください。 日本の自転車に対する意識をシェアしましょう。
by tarowax
| 2010-09-07 14:02
| ブルベ
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