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本年度最大の目標と位置付けていた、ブルベでSR(Super Randonneurs、同一
年度内に200、300、400、600kmを完走する事)の称号、 これまでに BRM110静岡200km BRM214千葉200km BRM313千葉300km BRM515千葉400km を走っていたので、リーチを掛けて臨んだラスボス600km。 相変わらず写真少なめでお送りします。 前日、H6YKさんを迎えてのTDR周回を終えてすぐに帰宅、シャワーを浴びて 車にて袖ヶ浦海浜公園へと向かう。途中コンビニで翌朝の食べ物と水を買い現地へ。 1:00前には到着し、バイクを車の屋根に上げて車中泊。幸いすぐに寝付くことが 出来た。 翌朝、5:30位に起きて、朝食を食べて出走の受付を済ませてから、バイクを車の 屋根から降ろす。 そして着替えて日焼け止めをネチョネチョと塗りたくってストレッチ。諸々準備していると、 「ブルベの度に会いますね」と隣の車から声を掛けてもらう。「Fun Ride Together」 というmixiのコミュニティのTさんだ。昨年の秋に大弛峠にご一緒させて貰った方で、 確かに、今年の千葉ブルベでは全部会っている気が・・・w そして6:30、ブリーフィング開始。 今回は600kmと言う事でイチイチ説明が面倒だったのだろう、コースの詳細は 「皆さんが事前に調べた通りです」という事前に調べていない人を突き放す感じw まあ、こちとら面倒でもルートラボでコースを作ったんだから予習はバッチリだぜ、 と言う事で、スタートを待つ。 ↑毎度おなじみブルベ仕様のRHM9。今回600kmを走って、特に過不足を感じなかった ので、オイラの基本ブルベ装備というのはこれにて固まったかなとは思うものの、 RACING ZEROの高い剛性が超長距離には結構キツいかなぁとも思った。多少 重くても手組みとかの方が身体には優しい気がする。次回200kmを走る時、試しに OPEN PROで走ってみようかなと思った。まあ、基本的にホイール以外は特に 変更の必要無しと言う事で。やはりごく普通のサイコンが一個あると安心。間違って リセットした時の為に、スタート時にoddメーターをリセットしてしまえばそのブルベの 間の走行距離は万事OK。 今回の600km、オイラは初挑戦であるにも拘らず、「とっとと終わらせて帰ってこよう」 という気持ちがあった。と、言うのは、会う日と会う人、「月曜は年休取った」みたいな 事を言っていたけど、オイラは、そもそもスタートの土曜日が出勤日だったのでそこで 休みを取ってしまっていた為、遊びで二日も会社を休む訳にはいかないし、嘘をついて 休んだって日焼けでバレるに決まってるから、日曜日、なるべく早い時間にゴールして、 とっとと寝て月曜に備えたいと思っていたからであるw ◆START(袖ヶ浦海浜公園)~PC1(市原市)・・・区間40.2km(トータル40.2km) そんな訳でいよいよスタート。最初のPCまでの区間は特に問題となるような区間も無く、 朝の気持ち良い陽気の中進む。袖ヶ浦フォレスト・レースウェイのあたりからちょっと アップダウンが続いたけど、特に気にする程の事も無い。 が、スタート後、まだ割と大集団にての移動中、後ろを走っていた女性が、 ずっとGPSの操作が判らないのか、その後ろの人と話しており、信号で止まった時に GPSにばっかり神経が行ってて前方を見ていなかったようで、追突してきた。 そして追突しておいて、謝るより先に、同行者に「やっぱわかんない」的な事を 言っていたので、カチンと来た。その後、「あ、ごめんなさいね」位の感じで謝られたけど、 非常識。まず謝るのが普通じゃないすか?こんな事でディレーラーなりホイールに トラブル起こして序盤でリタイヤなんて事になったら多分キレてた。こんな事書きたか ないけど。正直こういう事が無くてもブルベの集団走は好きではない。一人旅か、 同行する人とのごく少数のパッケージが良い。そんな訳で、意図的に集団から 少し離れて走る。高滝湖のあたりが気持ちよかった。そんな高滝湖を過ぎると程なく PC1。 出発前に夜に買っておいたフレンチトーストを食べていたので、ここではシュークリームで 糖分補給するに留める。 ◆PC1(市原市)~PC2(印旛郡印旛村)区間59.9km(トータル100.1km) 思っていた以上に天気が良く、日差しにより早くも体力が奪われ始める第2区間。 PC1を出てからしばらくは市原のゴルフ場密集地帯の軽いアップダウンが続くけど、 その後はほぼ平坦。千葉市・八街市・佐倉市と、割とオイラのなじみの深い街を 走る。途中、どこかの畑で、ブラケットから今回のブルベのために用意した、 GENTOS SuperFireがブラケットごとボロっと地面に落ちた。どうやらチネリの チェックポイントがライト&ブラケットの重さに耐えかねて逝ってしまわれたようだ。 「まだ序盤だってのに、どうすんだよ・・・。」と思い、ホームセンターでブラケットを 直す工具(ラジオペンチと長いアーレンキー)を買おうかと思ったけど、上手い事 バーテープの上からでもハンドルに取り付ける事が出来たので、そのまま先を 行く事にした。幸いGENTOSは傷だらけにはなったけど、ちゃんと動作したので 一安心。 佐倉市の歴史民族博物館の辺りなんかは、高校時分に良くボウリングをしに 行った所だったので懐かしかった。そして、こんな所に自転車で来るなんて夢にも 思わなかった。 のんびりと一人旅を続けていたけど、佐倉市内の開かずの踏み切りでしばらく 捕まっていると、後ろから集団がやってきて、その中に吸収される。 そんな訳でご一行のまま印旛村のPC2に入る。 ちょっと暑さにやられたのと早くもハンガーノック気味になり、頭の中で 「かえりた~くな~~~たよぉ~~~」という歌がリフレインしていたw ↑走行距離も100kmを超え、ハンガーノック気味なのを回復すべく、ガッツリと 牛カルビ丼みたいなモノを食べる。そしてその後にブラックサンダーアイスも食べる。 日なたにいると腕や顔がチリチリいうような気がする暑さ。ここから先が思いやられる。 ◆PC2(印旛郡印旛村)~PC3(茨城県つくば市)区間46.7km(トータル146.8km) ここから、400kmでも越県しないのでおなじみの千葉ブルベだけども、流石に 600kmを県内では収め切れないという事で、まずは次のPC、茨城県つくば市を目指して スタートを切る。 PC2をオイラと同時に経ったスイスチャンピオンジャージのご夫婦っぽい人をがいて バイクを見ると「あれ~twitterのロゴ画像で見たなぁ~」と思い、声を掛けてみると やはり正解、以前にtwitterにて会話をさせてもらった@kenneth_dmさんだった。 一緒に印旛沼のあたりの気持ち良い木々の中を走りながら、先行き不安なオイラでは あったが、すでにご夫婦で600kmを走られた事のあるという、お二方に負けないように 頑張ろうと心に誓う。そして安食バイパスから小奇麗な若草大橋(有料20円)を渡ると、 いよいよ茨城県。しばらくは田舎の市街地(?)っぽい風情の所を10台位の集団で 進むが、牛久大仏を過ぎた辺りで喉が渇いたので集団を離脱。サイダーっぽい物を 一気に飲み下し、ボトルに水を満たして再出発。その後しばらく走るとkenneth_dmさん ご夫妻とTMRのジャージを着た方に追いついたので、PC3までご一緒させてもらう。 (※というか、勝手に着いていくw)ここまで140kmちょっと。まだ1/4も終わっていないし、 ここまでの区間、全くハードな部分は無く、いわばプロローグみたいな物。次の区間、 最大の難所が待ち受けているのだった。 ↑PC4ではこんな感じの補給。前のPCでガッツリ牛カルビ丼などを食べたので、 「いやん、太っちゃう」と思ってここではチーズケーキとフライドチキンとレッドブル。 仰りたいことは判ります。そして正直腹は減ってないんです。でも食べないと走れ ないんですw 次の区間は割とすぐに不動峠が待ち構えている物だから、ちょっと長めに休憩を していると、FRTのTさんが仲間の方たちと共に到着。色々と喋っている最中、 HINAさんに推奨してもらった太陽の里でひとっ風呂浴びて屋根のある所で仮眠する 計画を話すと、Tさんから「太陽の里は速い人用の休憩スポット」という言葉を 聞き、そう言われると意地でも太陽の里で高いびきかいてやろうと、ちょっと燃えてきた。 ◆PC3(茨城県つくば市)~PC4(栃木県芳賀郡茂木町)区間70.2km(トータル217.0km) PC3にて、FRTの皆様やkenneth_dmご夫妻に別れを告げ先に出発(事実、この後は お会いする事は無かった)、単身まずは辛い辛いと聞かされていた不動峠を目指す。 登り口までいやに殺風景だった。そして、いよいよお不動様との対決。 斜度はそれ程キツくは無い。ただし、道が悪くて、何より暑い。そしてバイクが重たい。途中 何度も下山してくるロード乗りの方とすれ違う。流石にこの辺のヒルクライムのメッカだ。 日ごろからヒルクライム練習できる環境が羨ましいとか余裕こいていたけど、汗は滝の ように流れ、先週のMt富士ではあまりあがらなかった心拍数が、激しく、そして熱く高鳴る。 とまあ、カッコつけたところで、とりあえず不動峠をクリア。 ↑「THE不動峠」って感じのものが見当たらなかったので、なんか苔むしてしょぼくれた 標識をバックに撮影。そして木々の中を、登った分快適に降りた、荒野のような所に佇む 自動販売機でオロナミンCのニセモノを飲み、先を目指す。すぐに「激坂だ、激坂だ」と 脅かされていた道祖神峠が控えているのだ。途中、キューシートに「補給ポイント」と 書いてあったコンビニに寄って、再び飲み物と、ちょっと汗をかきすぎていて、身体の ミネラルが抜けているのではと危惧し、おやつを購入。 ↑おやつのお塩先生です。コイツを手のひらにサラサラと出してペロリペロリと舐める。 「コイツ、暑さにやられてとうとう狂ったか」って感じの行為に見えるかもしれないけど、 結構塩分補給って大事。ほら、スイカに塩かけるだろ?それと一緒。(※一緒じゃ ありませんよ?w) という訳で塩を舐めて再出発。程なくして、今回の600kmのメインディッシュ(?)、道祖神 峠への登りに入る。比較的綺麗な広い道路で、序盤は、斜度こそあるけど、「結構行け ちゃうんじゃない?」って感じでスイスイと進む。先行している人を何人か抜き去り、「うん、 順調じゃないスかw」とか思っていたけど、なんか、いつまでも終わる気配が無く、斜度は 一定してキツめの感じで、かなりしんどくなってきた。 登っている最中に、AJ千葉のスタッフさんがカメラを構えていたので、それまで 悪鬼羅刹のごとき表情をしていたのだけど、その時ばかりは、道祖神の導きにあった 清い旅人のような穏やかな表情で写真に写る。 ↑(AJ千葉さんから拝借しました。) その後はアシュラ面「怒」の顔に戻って登る。坂の途中でくじけて足を着いた事は今まで 無かったんだけど、ボトルの水を取ろうとしてよろけて足を着くという失態を演じてしまった。 なんだか、言い知れぬ敗北感・・・。そんな訳で半死半生、なんとか道祖神峠を登り切る。 ↑「これでとりあえず明日までは山は無いぜ!」と思った。 道祖神峠を駆け下り、笠間焼きで有名な笠間市街を抜けると、最後に「仏ノ山峠」という 斜度も対してキツく無くて、今までクリアしてきた峠の半分位のをやっつけると、いよいよ 栃木県に入る。あとはもう下り基調の道をセブンイレブン茂木バイパス店まで 下るのみ。ようやくこの旅の一番遠い地点まで辿り着いた。思えば遠くへ来たもんだ。 と思ったけど、キューシートを見るまでも無く、ここまでの距離、まだ217km。大雑把に 1/3をようやく超えた所だ。そして、この時18:00ちょっと前。PC7の近くにある太陽の里 まで残り約190kmを走り切るまでは休む事は許されない。この時に書いた青写真は、 残り200kmと考え、この先は平坦基調なので、時速25km/hを維持し途中2回のPC ではそれぞれ15分位の滞在として8.5時間、日付変わって日曜の2:30に到着という物。 そんなことを思いながら「もう、あんまり食べたくねぇなぁ」と思いつつ、 ↑こんな物を貪り食う。そして、ここで通過チェックがあったのと同時にスタッフの方が 差し入れてくれた、バターの入ったドラ焼きを頂戴する。 ここまでのルート。 残り400km、果たしてtarowaxは念願のSRを手にする事が出来るのか?! 次号を待て! ↓↓↓ランキング参加中です。よろしければクリックしてやってください。 日本の自転車に対する意識をシェアしましょう。
by tarowax
| 2010-06-15 14:10
| ブルベ
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